世の中のいろいろなことに対して、少しばかり主張してみます。


by Hi-Zettaisha
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普天間基地移設問題の最近の流れ(報道資料)2

前のエントリーの続きです。
3月25日から現在までの報道をチェック。



◆読売新聞 3月25日0時33分
グアム移転費用決着持ち越し、日本が75%負担拒否
 日米両政府は24日、在日米軍再編を巡る外交・防衛当局の審議官級協議を都内で開いた。在沖縄海兵隊のグアム移転に伴う費用について、総額100億ドル(2005年度予算の換算レートで1兆700億円)のうちの75%を日本が負担する米側の案を日本側が拒否し、結論を持ち越した。
 日本側はグアム移転について、家族住宅の整備費約25億ドル(2675億円)と一部インフラ整備費を融資で支援する方式を提案した。
 また、米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のKC130空中給油機の移駐先については、昨年10月の中間報告の記述通りに海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)への移駐を求める日本側と、利便性などの点から米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)への移駐を主張する米側が対立したままに終わった。
 両政府は30、31日にワシントンで改めて審議官級協議を開く方針だ。3月中のとりまとめを予定していた最終報告は、日米安保協議委員会(2プラス2)の月内開催が困難なため、4月にずれ込む公算が大きい。
◆同上 3月25日13時0分
飛行ルート修正なら具体的交渉へ…普天間移設で名護市
 沖縄県名護市の末松文信助役は25日午前、米海兵隊普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部移設案の修正問題について、移設先の滑走路の延長線上にある名護市の豊原、安部の2集落に飛行ルートがかからないよう修正されれば、受け入れに向け、具体的な交渉に入る方針を明らかにした。
 市役所で記者団に語った。
 末松助役は、政府との協議の見通しについて「我々が要求しているような案が出てくれば、協議に入る」と述べた。政府側は、沿岸案の滑走路の向きを微修正し、飛行ルートを2集落から外すことなどを検討している。
 名護市の島袋吉和市長と末松助役は上京し、25日夜、都内のホテルで額賀防衛長官と会談する。
 額賀長官はこの協議結果を踏まえ、26日、都内で稲嶺恵一・沖縄県知事と会談し、県の最終意見を確認する。
◆同上 3月26日3時8分
普天間移設、政府が微修正案…滑走路の角度変更など
 額賀防衛長官は25日夜、沖縄県名護市の島袋吉和市長と、都内のホテルで会談し、同県の米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)移設案について、政府として初めて微修正案を提示した。
 微修正案は、〈1〉米軍機の予定飛行ルートの直下に住宅10戸があるため、滑走路の角度を若干変更〈2〉滑走路を沖合に移動――の二つを組み合わせた内容。市側は回答を留保した。両氏は26日に再度協議する。
 政府側が微修正案を提示したことで、こう着状態にあった移設問題は、政府が目指す月内の決着に向け、新たな局面を迎えた。
 滑走路変更の角度や滑走路を沖合に出す距離などは不明だが、滑走路の角度を変える案は、反時計回りにやや傾けて飛行ルートを変更するものと見られる。滑走路を沖合にずらす点については、50~200メートルの幅で調整されている模様だ。
◆同上 3月27日3時17分
普天間移設、集落回避ルートで詰め…週内に再協議
 沖縄県の米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)移設問題で、額賀防衛長官は26日、名護市の島袋吉和市長と防衛庁で会談し、政府が示した微修正案について、飛行ルートを中心に詰めの協議を行った。
 両氏は合意には至らなかったが、週内に改めて協議し、早急に結論を得ることで一致した。
 会談では額賀氏が、普天間飛行場の移設について〈1〉政府案を基本としながらも、周辺住民の安全を考え、飛行ルートを微修正する〈2〉環境への影響を考慮し、埋め立て部分は最小限にする〈3〉実行可能な案を作る――の3点の方針を説明した。
 島袋氏はこの方針に理解を示したうえで、「辺野古、豊原、安部、嘉陽の4地区を飛行ルートから外してほしい」と要請して、具体的な飛行ルートの検討に入った。
 現行の政府案では、飛行ルートが豊原地区などの集落上空にかかるが、政府側は「安部地区の大型リゾート施設付近にかかるが集落上空は通過しない」という新たな飛行ルートを提案した。
 これに対し、名護市側は「集落ではないが、数軒の民家が飛行ルート付近にある」と指摘し、滑走路をより沖合に出すのが望ましいとの考えを重ねて表明した。
 政府が検討している微修正案は、滑走路の角度を反時計回りに約10度回転することと滑走路を沖合に約50メートル移動することを組み合わせて飛行ルートを変える内容で、名護市側の要請を踏まえて調整を続ける
 額賀氏は会談後、記者団に「一定の前進がみられ、結論を速やかに得るということでは、共通認識を持った。次の協議までに配慮できることがあるかどうか、技術的に考えてみたい」と述べた。
 額賀氏は島袋氏との会談に先立ち26日午前、稲嶺恵一沖縄県知事と都内で会談し名護市との協議の経緯を説明した。稲嶺氏は「沿岸案については過去の経緯もあるので、県及び地元とよく話し合ってほしい」と地元調整の必要性を強調した。
◆同上 3月27日12時27分
米軍機移駐案、鹿屋市長が防衛長官に反対伝える
 鹿児島県鹿屋市の山下栄市長は27日午前、額賀防衛長官を防衛庁に訪ね、在日米軍再編に伴って米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のKC130空中給油機を海上自衛隊鹿屋基地に移駐する案について、騒音への懸念などから反対する考えを改めて伝えた。
 額賀長官は「再編問題は今、大詰めに来ている。地元の事情は承知しており、今後も誠意を持って対応したい」と語るにとどめた。
交渉は原則論から具体論に入り、何としても決着させたい政府と、騒音被害や危険性を極力軽減したい名護市との、真剣なやりとりが展開されています。
しかし宮中給油機の移動先に挙げられている鹿屋市(海上自衛隊の鹿屋航空基地が所在)は、この交渉が決着すると困るため、このタイミングでわざわざ「反対!」という原則論を唱えるために上京したのでしょうか?
やはり、本土の地方自治体の首長は、本音では「沖縄の負担軽減」に関心が無いようです。
先にあった、(旧)岩国市の住民投票と同じ感じがします。


◆同上 3月27日13時30分
普天間移設、政府の新たな譲歩必要…名護市助役
 沖縄県の米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)移設案の修正問題で、名護市の末松文信助役は27日、今後、政府との協議に応じる前提として、代替施設の飛行ルートについて政府が新たな譲歩を示すことが必要だという考えを示した。
 3月中の決着に向けて、政府にさらなる修正を迫ったものだ。
 末松助役は、政府との協議内容について、「スタートラインが違っている。(政府は)普天間(飛行場)を海上に出すという原点を忘れている」と述べた。
 市として、飛行ルートが滑走路の延長線上にある名護市豊原、安部両集落の上空にかからないよう、海側に設定することを改めて強調した。
◆同上 3月27日23時8分
普天間移設で揺れた名護市の岸本前市長が死去
 沖縄県名護市の前市長・岸本建男(きしもと・たてお)氏が27日午後6時50分、死去した。62歳。自宅は名護市宇茂佐256の1。告別式の日程や喪主は未定。
 1999年、米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設受け入れを表明したが、昨年10月の米軍再編中間報告で同市のキャンプ・シュワブ沿岸部へ移設先が変更されると反対の立場を示した。
 助役だった97年12月、当時の比嘉鉄也市長が普天間飛行場の移設受け入れを表明して辞職後、後継者として立候補し、98年2月に初当選。99年12月、移設受け入れを正式に表明した。
 移設の受け入れと引き換えに、国は名護市など沖縄本島北部12市町村に、2000年度から10年間で1000億円を投じる振興策を継続。02年には国内初の金融特区指定を受けた。同市をメーン会場にした2000年の沖縄サミットではホスト役を務めた。
 02年2月に再選されたが、04年5月に手術のため入院してからは健康状態が回復せず、今年1月の市長選への立候補を断念した。
◆同上 3月28日1時54分
普天間移設、微修正か集落海側か…決着なお不透明
 沖縄県の米海兵隊普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部移設問題を巡り、額賀防衛長官と名護市の島袋吉和市長は、早期決着に向けて週内に再会談する予定だ。
 ただ、代替施設の飛行ルート変更を巡る政府と市の主張の隔たりは大きく、妥協点はなお不透明だ。
 名護市の末松文信助役は27日昼、政府の微修正案について、辺野古、豊原、久志の地元3地区長に説明した結果、現時点では反対との認識で一致した。
 島袋氏は27日午後、稲嶺恵一知事と会談し、25、26日の額賀氏との会談内容を説明した。島袋氏は、政府案を450メートル以上沖合に出す名護市案に基づき、「(飛行ルートをずらし)集落の海側にしてほしい」と額賀氏に要請したという。
 政府の微修正案は、滑走路の向きを反時計回りに約10度回転させるなどの内容で、飛行ルートを安部地区の海側に設定するのは困難だ。
 一方、守屋武昌防衛次官は27日の記者会見で、名護市案に関し、「政府の調査では(ジュゴンの餌の)貴重な藻場があるのに、地元の人たちは『藻場はない』『ジュゴンは何十年も見ていない』と言っている」と市側に不快感を示した。
 また、同日夕には、政府案に反対だった岸本建男・前名護市長が死去。額賀、島袋両氏は当初、29日にも予定していた再会談を延期する方向だ。防衛庁内では、「岸本氏の死去で、全体の協議日程もずれ込むのでは」との声も出ている。
交渉が滞ったのでしょうか、名護市は再び原則論をちらつかせ、それに防衛庁が不信感を表明しています。
これも、交渉のテクニックなんでしょうか?
まさか名護市側も「環境保護などどうでも良い」なんてことは無いでしょうし。


こうして記事を読んできて、今までの経緯と併せて流れが見えてきました。
長いので、次のエントリーに書きます。
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by Hi-Zettaisha | 2006-03-28 23:31 | 政治・軍事・外交